能勢氏の名誉市民案可決*異例の4人退席、3人反対*質疑なし*全会一致崩れる

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新聞記事から : 能勢氏の名誉市民案可決*異例の4人退席、3人反対*質疑なし*全会一致崩れる
投稿者 : kei-sa 投稿日時: 2013-12-17 10:19:02 (1488 ヒット)

 能勢邦之元市長(78)に名誉市民の称号を贈呈する議案が13日の市議会で可決された。「全会一致が原則」とされる案件で4人が退席し、3人が反対する異例の展開になった。市民の関心も高く35人が傍聴席を埋めたが、質疑もないままにあっさり可決。傍聴者からは「賛否の理由が分からない」と批判が出た。(鬼頭良幸、鹿内朗代)
 松野哲市長は、能勢氏の功績として財政再建や市民参加のまちづくりを挙げ「市政の発展に著しい功績があった」と提案理由を説明した。質疑もなく、起立採決で18人が賛成に回った。
 市議会は当初、提案見送りを求める意見が大勢だったが、市側は提案を強行した。見送りを求めていた多くの議員は賛成に回った。ある議員は「提案され、賛否を問われれば賛成だった」と答えた。
 反対した上田久司氏(共産党議員団)は議会終了後、「(能勢氏は)全国初の官製談合当時の首長で、郷土の誇りに値するとは認められない」と強調した。大坂龍起氏(市民クラブ)は「見送りを求めたのに提案した」として、市側の姿勢を疑問視して反対。新政クラブの堀孝行、峯泰教の両氏も「名誉市民の贈呈に反対の立場ではないが、議論が尽くされておらず、採決の段階ではない」として退席した。
 長年市議会を傍聴している片山進さん(75)は「議会の意思を無視して提案した市長の姿勢は疑問だ。採決前に質疑や討論があってしかるべきだ。大切なことが水面下で決まり、表舞台では分からない」と批判した。
 能勢氏は2002年まで3期12年にわたって市長を務めた。財政再建や市民参加のまちづくりを推進したが、官製談合問題が持ち上がった直後の市長選で渡辺孝一氏に敗れた。現在は東京在住。
 議案に反対、退席した他の議員は次の通り(敬称略)。
▽反対 山田靖広(共産党議員団)▽退席 井幡修一(市民クラブ)、太田博之(同)
 
*強引な市長 説明不足*議会の「本気度」にも疑問
 <解説>13日の市議会で可決した能勢邦之元市長への名誉市民贈呈は、松野哲市長の強引な対応が目立った。市議会で「慎重な議論が必要」などとして見送りを求める声が大勢だったが、提案を強行して賛否を迫った。
 名誉市民贈呈のような案件は本来、賛否が大きく割れるケースは少ない。今回は市議会の全5会派のうち、3会派が「市民感情、意見が二分」「慎重な対応が必要」などを理由に、市側に提案見送りを要請する異例の事態に陥っていた。
 それにもかかわらず、市側は予定通りに提案。踏み絵を迫られた市議会側も退席、反対が出たとはいえ、見送りを求めていたはずの市議たちの多くが賛成に回った。質疑もなく、市議会側の「本気度」に疑問符が付いた。
 松野市長は議会終了後、「市民の代表である議会に可決され、市民に認められたと理解している」と強調した。だが、初めて議会を傍聴したという50代と60代の夫婦は「こんなので決まってしまうんですね」と落胆し、「(能勢氏の)名誉市民には納得できない」と不満を語った。
 なぜ、この時期に能勢氏へ名誉市民を贈るのか―。不可解さは解けないままだ。松野市長は「行政のプロとして説明責任を果たす」と繰り返してきた。今回、その言葉は空虚に聞こえた。(鬼頭良幸)
 
◇岩見沢市の名誉市民◇
 条例に基づき、「市民が郷土の誇り」として「深く尊敬に値すると認められる者」に贈呈される。旧岩見沢市時代には元市長の川村芳次、国兼孝治の両氏と、医師の鎌田巖氏の3人に贈呈された。栗沢町、北村との合併後、贈呈されるのは能勢邦之元市長が初めて。名誉市民は市の式典に招待されるほか、死去した際には市葬され、弔慰金が贈られる。弔慰金の金額はこれまで30万~50万円だった。


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